受診日の帰宅  風吹けば落つるもみぢ葉

秋風が頬を撫でていきました。 2時間もの長い時間を駐車場でただ只管待つことは どうしても避けたいと思いました。 駄目だと解っていましたが、信頼できる福祉タクシー会社に電話をかけてみました。 「これからすぐは 無理です。3時半でしたら、利用していただけますが・・・」 「やはり、無理なお願いですよね? 今回は 諦めます。ありがとうございました」 秋風が髪を揺らしました。母が車椅子に…

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待つ身の辛さ  今来むと言ひしばかりに 

待合室に腰掛けている方々の人数を視線を走らせて数えていきました。 13人、50分位は待つことになるのではないかと思いました。 トランプ大統領夫妻をお迎えになられる天皇皇后両陛下のご様子を大型テレビの大画面で眺めながら、診察の順番を待ちました。名前を呼ばれて、血圧測定が始まったときは 嬉しかったのですが 測定後、また待つことになりました。廊下の長椅子に私は腰かけて、母が乗った車椅子をすぐ…

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油断大敵

玄関の上がり框にケアスロープを架けて、後ろ向きに母の乗った車椅子を降ろしました。玄関ポーチで車椅子にロックを掛けて、 「少し、このままで待っていてください。今、ケアスロープを移動させますから」 「はい、はい。待ちますよ」 母は元気な声で答えました。 レンガで作ったスロープで下りても良かったのですが、レンガスロープは上りにくいため、どちらにせよ、ケアスロープを玄関ポーチに架けておく必要…

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